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研究内容RESARCH

生物機能デザイン研究室では、主に次の4項目に関する研究を進めています。











非必須アミノ酸セリンの遺伝性合成不全モデルマウスの分子病態


 セリン合成を司る酵素遺伝子の変異によるセリン合成不全は,Neu-Laxova syndromeなどヒト遺伝子疾患の原因であり,胎生期や新生児期に致死に至る重度発達障害を呈します。私達の研究室では,セリン合成の初発反応を触媒する酵素Phgdhの遺伝子を全身または特定の組織で破壊したノックアウト(KO)マウスを作製し,遺伝子,代謝物,タンパク質から形態変化までの詳細な解析から,セリン合成不全と脳形成異常,精神疾患,肥満等の病態との連関を統合的なアプローチで解明を目指しています。さらにそれらの成果より,セリンの新たな機能性の開拓と健康長寿への応用研究も展開しています。

セリン欠乏を感知する情報伝達経路

CEO



 上記項目1にも関連しますが,細胞、組織、個体がセリンの充足度をどのように感知し、合成と分解を調節しているかについては、現在も十分な知見は得られていません。私達は網羅的遺伝子発現解析と脂質などのセリン関連代謝物の動態変化を組合せ、細胞内セリン代謝恒常性の維持に関わる情報伝達系の理解を目指しています。主にKOマウスから樹立した培養細胞を用いて解析を進めています。


発達期タンパク質・アミノ酸栄養による脳高次機能制御



 発達期の様々な栄養ストレスが、成人期の疾患に影響を与えることが明らかになりつつあります。私達は、胎児期から新生児期のタンパク質・アミノ酸栄養の不足が,成熟期の精神疾患に関連する行動異常を誘発することを見いだしています。その発症に関わる分子的基盤を明らかにし、精神疾患に係る環境要因としての栄養飢餓の責任分子の実体解明を目指しています。


食品性タンパク質・ペプチドによる脳機能の制御



 脳機能に食品成分が及ぼす影響については,様々な可能性が指摘されています。植物性タンパク質として食品に汎用されている大豆タンパク質は、短鎖ペプチド化することで、効率よく体内に吸収されルことが知られていますが、私達はその大豆ペプチドの摂取により、脳内の神経伝達物質を含むneuroactiveな一群のアミノ酸が有意に変化すること見いだしています。このような大豆ペプチドの中枢神経系に対する作用のメカニズムと、その機能性を脳機能維持・改善に役立てる具体的方策を探っています。


生物機能デザイン研究室

〒812-8581 
福岡市東区箱崎6丁目10−1 
旧工学部3号館
       315,316,317,319号室
TEL /FAX : 092-642-7604
Email: shigekifur(アットマーク)brs.kyushu-u.ac.jp

Room #315, 3rd Building of Engineering School. 6-10-1 Hakozaki, Higashiku, Fukuoka 812-8581, Japan
Tel/Fax: +81-92-642-7604
Email: shigekifur(アットマーク)brs.kyushu-u.ac.jp

所属組織

○研究組織
1.研究院  
  農学研究院 生命機能科学部門  
  システム生物工学講座
2.研究センター  
  バイオアーキテクチャーセンター
  機能デザイン部門(複担)

○教育組織
1.学部  
  農学部 応用生物科学コース
  食糧化学工学分野
2.大学院(修士・博士)  
  生物資源環境科学府
  生命機能科学専攻
  システム生物学教育コース(修士)
  生物産業創成専攻 機能デザイン教
  育コース(博士)


Laboratory of Functional Genomics and Metabolism,
Division of Systems Bioengineering, Department of Bioscience and Biotechnology,
Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences,
Kyushu University